とうとう行ってきました・・・2年越しのサハラ砂漠へ。
それはそれは長い道のりだった・・・いろんな意味で。
成田までの道のりからまず事故渋滞。駆け込みチェックイン状態から始まった今回の旅。
日本からロンドンに入り、マラケシュまでの乗り継ぎ便に乗り遅れ足止めを食らいロンドンに1泊。航空会社に用意してもらったホテルでゆっくり就寝する時間が出来て逆にラッキーと前向きになったはいいが、翌日空港に着くなり、変更してもらった飛行機「アトラス・ブルー」が遅延。バウチャー£5をもらって空港内をうろつくこと4時間。
夕方ようやくマラケシュ空港に到着。暑い!暑い!結局移動に2日かかってしまった。前回スペインから夜行列車で入ったのと変わらない・・・か。
明朝、早速砂漠への旅へ出発!グランタクシーに乗り込みアトラス山脈を超え、砂漠への入り口の街ワルザザードまで5時間。途中ガードレールも中央線もない峠を100キロを超えるスピードでガンガン飛ばすタクシーに「うっぷ・・・」な状態。
ワルザザードでレンタカーに乗り換え、いざサハラ砂漠へ〜と気合いを入れ直すが、車が途中で止まってしまった!これぞ砂漠の真ん中で・・・という恐ろしい状況。携帯電話があって本当に良かった〜!!
先日この地域で大洪水があったらしく、乾燥した大地にぽっかり湖が出来ていて「うわ〜キレイ!」と思わずカメラを向ける。でも、現地の人達にはもちろん深刻なこと。乾燥土で出来た家なんかは溶けてなくなってしまったらしい。今だ水たまりが残るサハラの中には家をなくした家族が仮設ビニールテントで生活を続けていた。この暑さの中ビニールテントなんて入れない・・・。
いくつもの村を超えて真っ暗になった頃到着。マラケシュを出発してから13時間をいっきに移動。日本を出てから移動の毎日、暑さと疲れもあり2人共バテぎみ。真っ暗だから景色は朝までのお楽しみにして、これも楽しみの一つだった満点の星空を堪能。星屑までも見える天の川はここまでやっとたどり着いた事を教えてくれる。本当に感動!頑張って来てよかった・・・とご飯もおいしい。
目が覚めてしまった。
どんな景色が目の前に広がっているのか、早くみたくてパッチリ目が覚めたので早速・・・・・・
壮観。
ただその一言だった。だんだん明るく染まっていく広い広い空とピンク色に反射するサハラの砂丘。太陽が登っていく音が聞こえるんじゃないかと思うくらい、物音ひとつしない静かな朝。こんな朝を密かに独り占め出来た事も嬉しかった。ギラギラ太陽が威力を増す前に砂丘へラクダに乗って繰り出した!